Lyrical foto

主に写真のことを徒然と

FUJINON XF90mm F2 R LM WR

(2019/07/30) 検索からこちらのページへ辿り着く方が多いようですので、他の記事と重複はしますがこのレンズで撮影した写真を作例としていくつか追加しておきます。

Fマウントからの移行に際して漠然ながら決めた「俺的Xマウント移行計画案」における(多分)終の1本となるXF90mmF2。 換算で約135mmと言うとポートレート撮影での定番のような焦点距離ですが、私はポートレートは撮りません。正確にはモデルの女性を撮ったりはしない。でも家族や友人、知人などは撮る。という感じでしょうか。

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ただ、家族や友人と一緒にいる時に撮る写真はポートレートと言うよりスナップ要素の強いものになる気がします。画角で言うと35mmだとか50mmあたりで、人物そのものを撮るというより家族や友人のいるその空間を撮る…みたいな。

だからそういったシーンに限って言えばこのレンズの出番はそれほど多くないのかもしれません。けれどせっかくの富士フイルム。やはりその時々での妻や子供達を、スナップ的にではなくポートレートとしても綺麗に残しておきたいと思いました。

そう考えた時に候補となるのはXマウント看板レンズとも言えるXF56mm(APD)と、このXF90mmF2の2本なわけで、色々な作例を見ると56mmもかなり魅力的に感じます。ですが今回は前々から使ってみたかった単焦点で135mmという画角に惹かれたこともあって最終的にこちらに決定。

【追記】実際に富士フイルムSSでレンズをレンタルしXF56mm(APD)も使ってみました。56mmの写りは抜群、ボケも美しい。その点に関してはもう画角の好みで選んでもいいような気がします。他で気になったことと言えば、AFがとても速いXF90mmに対してXF56mmのAFは比較的のんびりした印象を受けました。そしてXF90mmの方が寄れます。とはいえXF56mmで所謂ポートレート写真を撮るのであれば寄れないことが気になることはそれほどないような気もします。(2018/08/28)

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ちなみに大きく重く感じたXF16mmF1.4よりもこちらはさらに大きいです。あくまで個人的な考えですが、富士フイルムのXマウントの元々のコンセプトにして最大の魅力と言うのは「軽量コンパクトで尚且つ十分な高画質」だと思うのでこのXF90mmF2、軽量コンパクトという点に関して言えば正直どうかな…と思えなくもないのが正直なところです。しかしそれでもこの写りのためであれば納得できるサイズかな?とも思えてきます。サイズと写り、どちらかを犠牲にしてもいいかと問われたら答えばNOなので、結局今のこの状態はバランスがとれているような気がしてきます。

と、前置きが長くなってしまいました。とりあえずこのレンズで撮った写真をいくつか。

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望遠寄りの中望遠となるこのレンズ、最短撮影距離が0.6mとなかなか寄れるので手ブレには気を付けつつもボケを活かした写真も撮れます。画角的には使いにくいかもしれないと思っていましたが実際に使用してみるとそうでもない。ネイチャーやスナップでも使い方によっては十分活躍してくれると思います。

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AFは速い。レンズ名に「LM」とあるようにリニアモーターのおかげか今現在私の持っているXマウントのレンズでは断トツで速いと思う。XF35mmF1.4あたりを使った後だともう驚きの速さ。

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XF90mmF2、購入に際して作例もかなり見たのである程度予想も期待もしていました。が、実際に写真を撮ってみるとホントによく写ります。凄く写る。カメラの液晶で見てそう感じるレベルでこれは素直に嬉しいです。

万能な画角ではないからこそ、その特性を上手く使えばきっと素晴らしい写真を撮ることもできるはず。性能的に文句のないレンズなので撮れた写真にけちが付かないよう自分の腕を磨かねば!なんて改めてそう感じます。

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