XF18mm / XF56mm

お盆は先に帰省していた妻と子供たちを迎えに福岡へ。博多（の微妙な場所）にある富士フイルム福岡サービスステーションは妻の実家のすぐ近くなので、ちょっと気になるレンズをレンタルしてみようかと訪ねてみました。

今回レンタルしたのはXF18mmF2 RとXF56mmF1.2 R APDの２本。本命は前々から気になっていた18mmで、ついでと言うと失礼ですが折角の機会ということで中望遠の56mmもレンタルすることに。

まずはXF18mm。普段使い慣れているXF23mmF2と比べると当然ながら結構な広角です。これも当たり前ではありますがどちらかと言うとXF16mmに近い感じ。

描写やAFの性能は可もなく不可もない印象、飛び抜けた性能ではないけれど綺麗に写ります。それよりもこのレンズに関して個人的に最も評価できるのがサイズ感。Xマウントはこうあるべき！というようなこのコンパクトさ、さすが最初期のレンズなだけあります。

そういう意味では非常に魅力的ですが、来年発売予定のXF16mmF2.8も画角の違いはあれどやはりそれなりにコンパクトでしかも防塵防滴…正直かなり気になる存在です。両方手に入れてしまうのもいいかと思いますが、とりあえずはXF16mmF2.8の正式発表待ちになりそうです。

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次にXF56mmF1.2 R APD。ついでのつもりがむしろこちらの方がカメラに装着している時間が長かったくらいで、やはりと言うべきか評判通りいいレンズでした。

描写やボケに関しては最早私ごときがどうこう言えるレベルではない…と思えるくらいいいと感じました。２種類ある56mm…無印のF1.2という明るさも、その明るさを多少犠牲にしてのAPDというのもどちらも浪漫を感じます。

使ってみて気になった点と言えば大きさ重さ、寄れないこと、あとはAFの遅さでしょうか。AFはともかく小さくて寄れるレンズが好きな私の好みとは対極にあるようなこの56mmですが、それでも浪漫のためなら許容できなくないとも考えられなくもない…なんて思えてきます。

ただ、現在手元にあるXF50mm、XF60mm、そして画角は少し離れますがXF90mm…ただでさえ中望遠域が渋滞気味なので実際のところ浪漫のために手を出せるかは微妙なところ。

どのレンズも優秀なのでどれかと入れ替え…とまでは今のところ考えられないといった感じでしょうか…贅沢な悩ましさです。

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今回試した２本のレンズ、半日程度とはいえ外に持ち出して好きなように撮影できたことで思った以上に楽しめ、そしてとても参考になりました。ヨドバシなどの店頭で試すのとは当たり前ですが雲泥の差ですね。他に気になるレンズやボディなどもまたの機会にレンタルしてみたいと思います。