Lyrical foto

主に写真のことを徒然と

エムワン

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一応妻用として導入したはずのX-T1は完全に私専用カメラと化しているので、所謂写真機としてカメラを持たない妻は子供の写真もスマホで撮っている。

そんなスマホで撮った写真を観せられると(ちゃんとしたカメラで撮った方がもっと可愛く綺麗に撮れるんだけどなぁ…)などと思うけれど、それをさせていないのが自分なので言えるはずもない。

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ところで妻の数少ない趣味の一つが手芸で、ミシンや手縫いでよく子供の服、帽子やバッグなんかを色々と器用に作っている。そんな妻が「自分が作った作品を写真に残しておきたい」と最近言いだした。

妻の趣味に寛容で理解のある優しい夫である私は「そうかそうか、それはいいことだね(ニッコリ」と言いながらも内心では(…っ!…これはX-T1回収フラグ…どうする…)と戦々恐々。

そこで私は考えた、この際だから今度こそ真の妻用カメラを買ってあげよう、と。そこそこ軽くて小さくて、迷ったらオートで撮れるような扱い方が難しくないコンデジかそれに近いミラーレスにしようと決めた。

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で、色々と思案した結果選んだのがFUJIFILM X-M1。え?今更M1?そう、今更M1。

私がX-T1で妻がX-M1。3年前ならともかく、2017年のXマウント新規ユーザーでこんな組み合わせはどうなんだろうかとも思うけどM1自体は古くとも悪いカメラではない。単焦点を付ければ少なくとも手芸作品を撮るには十分過ぎるくらいだと思う。自分用でないからケチったということでは断じてない(ある)。

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う~ん…カメラとレンズ、このどっちが本体なのか分からない感。

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これで妻の趣味に寛容で理解があり、しかもX-Trans CMOSセンサーという一味違った気遣いもできる優しい夫となった私。EVFも取っ払ってかなり小さく軽いボディだけど、レンズがデカくてせっかくのコンパクトさがスポイルされてるなぁ…ということには気付かないふりをするのであった。