時代を繋ぐ旅 vol.3 / 坂を歩く、坂を撮る
前回からの続き、館内町から中華街、眼鏡橋、とその北側の市役所通り?の近辺、あとはグラバー園のある南山手町の辺りで撮影した写真がほとんどです。
登ってきた坂を再び中華街の方へ下っていきます。登ったり下ったり、多分この日この街だけで20km近く歩きました。この季節でしかも気温の高くない日だったからマシでしたが、再びこの街に訪れるとしても夏は撮影どころではなくなりそうです。
と言ってもこの眼鏡橋然り、有名な観光スポットの多くは路面電車の電停から歩いてすぐの場所にあって、しかも狭い範囲にまとまっているのでそう言う意味では普通の観光には向いていそうな気はします。GW中だから特にそうだったのか、とにかくどこも観光客が多くてとても賑わっていました。
そんな観光スポットの多い長崎の、別に何でもない路上で撮った上の2枚。素人ながら高低差のある坂の街を望遠域で切り取れば圧縮感がでるのではないかと考えて撮ったわけですが…どうでしょう?人に伝わるかどうかはともかく個人的には結構気に入っています。
長崎の街で「ここでこの写真を撮りたい!」というような具体的な予定というか目標?みたいなものはなかったのですが、「街のどこかでそういう風景に出会ったらこういう風に撮ってみたい」という頭に漠然と思い浮かべていた構図はあって、概ねそれに近い写真は撮れた気はします。
路面電車で大浦天主堂やグラバー園のある南山手町へ移動。再び坂を登ります。混雑具合はグラバー通りが一番だったと思いますが、少し路地へ入れば人もまばらでとても静かでした。
気が付いたらまたまあまあ高い所まで来ていました。夏にこの坂の街を歩き回るのがかなりキツそうなのは容易に想像できるのですが、積乱雲の立ち上がる空を背景にしたこの街の景色を観てみたいとも思わずにはいられません。私としてはあの有名な夜景に負けず劣らず昼に高台から見下ろす長崎の景色がとても綺麗だと思います。
結構な枚数を撮影したのでまだまだ写真自体は沢山あるのですがとりあえず長崎編はここまで、残りはそのうち改めて載せようかと思います。