たぶん中望遠
実際の統計などは知らないけれど、個人的に見た、聞いた限りでは買ってはみたものの扱いづらくて手放すって人が多いのはおそらく中望遠域のレンズなんじゃないかと思う。
「超」が付く広角や望遠に比べたら「中」なだけまだ可愛いかもしれない。ただ広角や望遠域が必要な人はそもそも撮りたいものが明確な場合がほとんどだろうから、極端な画角でも戸惑うことは少ないようにも思える。
中望遠域に限らず、手段としてではなく目的として買ってしまったレンズは、手に入れたその瞬間に目的を失ってただの高級なガラスの塊になる。そんななんとなく買ってはみたけどイメージしてた画角と違って持て余しやすいのが中望遠なのかもしれない。
こういう買い方の間抜けさを今だから冷静に見ることができるけれど、ひと昔前の自分を思い出すと……あまり偉そうなことは言えない気もする。
というか今だって手段として使い倒し使いこなせているかと問われれば、まだまだそんなことはない。なのでどこかの誰かの考察をするより、まずは己の精進を目指してこの週末は中望遠1本で出かけてみることに決めた。