Lyrical foto

主に写真のことを徒然と

今年のカメラ

2017 年も残りわずか。今年はニコンから富士フイルムへマウント移行するという、他人には実にどうでもいい、しかし個人的にはかなり大きな事件のあった年だった。

春に軽い気持ちで手を出した中古のX-T1が大きなきっかけになったとは言え、それでも今年の自分的一台を決めるとなるとやはりX-Pro2になる。

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そのX-Pro2を使い始めてもうすぐ半年、フルフレームとAPS-Cのセンサーの違いを実感することがあると言えばあるけれど自分の用途に限って言えばそれ以上にメリットを感じることの方が大きいので、やっぱりこの選択は間違っていなかったと思う。

以前も今もカメラは手段であり同時に目的でもあるけれど、この1年でカメラや写真に対する考え方や姿勢にも結構な変化があった。一眼レフの未来はともかく、まだしばらくニコンを使い続けることも、移行するにしても最先端のスペックでソニーを選ぶことだって出来た。
けれどそうしなかったのは私の中での目的としてのカメラに求める要素が、数字で測れるスペック的なものから自分なりの持つ歓びや撮る楽しさのような感覚的なものを重視することへと変わってきたからだと思う。

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これが果たして最終的な答えなのか、それとも大いなる迷走の始まりなのかは自分でもまだ今の時点では分からない。だから来年、2018年も撮って撮ってたくさん撮って、自分なりの答えのようなものを探していきたいと思う。