Lyrical foto

主に写真のことを徒然と

水郷Monochrome_2

前回のつづき。

raichfoto.hatenablog.com

f:id:raich_foto:20170922230007j:plain
FUJIFILM X-Pro2 / FUJINON XF23mm F2 R WR

水路の町を歩き続ける。朝早くとはいえ晴れているので日差しが強く暑い。

暑さが苦手な自分としては昼間だと当てもなく写真を撮りながら歩き回る気になんてならないと思う。やっぱり夏の撮影は早朝(か夜)に限る。

f:id:raich_foto:20170922225926j:plain
FUJIFILM X-Pro2 / FUJINON XF23mm F2 R WR

f:id:raich_foto:20170922225946j:plain
FUJIFILM X-Pro2 / FUJINON XF23mm F2 R WR

見た感じでは水路自体に流れはないようなので上流と下流の区別があるのか分からないけれど、おそらくここが川下りの出発点?であろう場所。朝の準備をしている様子でたくさんの船が停まっていた。

f:id:raich_foto:20170922225953j:plain
FUJIFILM X-Pro2 / FUJINON XF23mm F2 R WR

普段ここで生活している人達にとっては特別でも何でもないのかもしれないけど、それでもこの町を初めて訪れる自分にとっては物珍しい風景。

f:id:raich_foto:20170922225959j:plain
FUJIFILM X-Pro2 / FUJINON XF23mm F2 R WR

✳︎ ✳︎ ✳︎

スナップショットという分野は決まった被写体や定番の構図のようなものがあるわけではない。これまでは割と定番の撮影スポットでネイチャーフォトだけを狙って撮ってきた自分にとって、そういう自由度の高い撮影はなかなか馴染みがなく、新鮮な反面難しくも感じる。

まあたかが写真を撮るだけなのでそう難しく考える必要もないのだけれど、ネイチャーフォトのように撮影地やそこでの構図に「定番」というのがないスナップの方が、より撮影者自身のセンスを大きく問われるような気がする。自分のセンスに自信があるわけではないけれど、どう撮っても人と同じ写真にはならないことを考えるとそれはそれで面白い。

そして今回使ったXF23mmF2、目の前の街並みを広すぎず狭すぎず過不足なく切り取ってくれる。X-Pro2でこういった撮影をするなら私的には画角と携帯性、共にベストな組み合わせだと改めて感じた。

柳川の町並みという被写体とACROSでのモノクロームスナップにかなり助けられた撮影だったけれど、せっかくそういうカメラを手にしているので今後こういった撮影にも色々と挑戦してみようと思う。