Lyrical foto

主に写真のことを徒然と

空に見る季節の境界

それが小学校と中学校のどちらだったか忘れてしまったけれど、昔々、理科の授業で習った季節ごとの雲。今となってはそれらの雲の名前もほとんど覚えていない、というか正直その当時でも覚えていなかった気がする。

ただそういう具体的な雲の名称が分からなくても、季節ごとの空の雰囲気は知識や理屈云々ではなく肌で感じ取ることができる。

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FUJIFILM X-Pro2 / FUJINON XF16mm F1.4 R WR

しばらく前、秋の空を見た日があった。正確に言うと空というか雲。写真に納めることはできなかったけれど、たしかに夏のあの積乱雲よりまだ高い位置に秋の雲があった。

帰宅後、こういうことに関して勤勉でない私にしては珍しく自分で調べてみた。その日見た雲は巻雲(けんうん)、春と秋の空に見られる雲らしい。

暑さがとにかく苦手で、必然的に夏という季節も苦手だけれど、今年も少しずつ夏が終わっていくのかと思うとそれはそれで少し寂しいような気がした。