ACROS
X-Pro2(とかX-T2やX100F)と一緒に語られることの多い魅力の1つがフィルムシミュレーションの「ACROS(アクロス)」。所謂モノクロモード。
まともに写真を撮り始めたのはデジタルになってからなので、銀塩時代をほぼ知らない自分にとっては「…あくろす…?」という感じだけれど、一応ヤバさMAX激アツモノクロモードみたいな感じのフィルムシミュレーションだと認識している。多分大きくは間違ってないはず。
元々ネイチャーフォトを(カラーで)美しく撮影してこそホンモノ(?)の写真だと考えていたのでこれまでモノクロ写真を撮ったことがなく、むしろどうしてわざわざ色を無くしてしまうのか理解不能で撮りたいと思ったこともなかった。
今だってモノクロ写真の魅力が理解できたかと聞かれたら微妙だけれど、たまにブログやflickrや500pxあたりで目を奪われるような美しいモノクロ写真に出会うことがある。モノクロだからこそいいと思える写真もあるわけで、以前のようにモノクロ写真に対して「撮らず嫌い」のような抵抗はなくなった。
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そんなわけで、X-Pro2を手にしてからはとりあえず自分でもそんな写真が撮れるか試してみよう、せっかく付いてる機能なんだから使ってみようと思い、ACROSでモノクロ写真も撮るようにしている。が、現時点ではまだまだ上手く撮れていない。ただ彩度を無くしてそれっぽく見せてる感が滲み出てるような気がしてならない…と言うのが正直なところ。
モノクロ写真というのが1つのジャンルだとすると、一朝一夕で上手くなるようなものではないのは当然なのでまずは上手いと思う人の写真をたくさん見ながら、そして自分でも試行錯誤しながら撮り続けてみようと思う。
という、写真に対する最々々低限レベルの知識と技術だけでなんとか写真を撮っている自分にしては珍しく向上志向に満ちたことを考えたという話であった。