Lyrical foto

主に写真のことを徒然と

イメージのその先

撮る撮らないは別として、ほとんど毎日カメラを持ち歩いている。

大抵23mm、35mmもしくは50mmあたりがカメラに付けっ放しになってるのでそれをそのまま持っていく。何を撮るか決まっていない以上、画角の決めようもないので出掛ける時点ではそこまで考えない。

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結果的にそのレンズの画角が理想通りなこともあるけれど、どちらかと言うと広すぎたり狭すぎたりするシチュエーションの方が多いような気がする。

「悔しい!」とまでは思わないにしても、その瞬間しか撮れないような被写体であればそれなりに残念な気持ちにはなったりする。こういう時だけはついズームレンズを羨ましく感じてしまう。が、ないものはないので仕方がない。

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それに遥か遠くにいる鳥を超広角で撮るなんていう極端で無謀なことをしなければ、日常スナップ程度なら手元にある唯一のレンズでもなんとか頑張って撮れないことはなかったりする。

足と頭を使い、構図を工夫し、苦肉の策でなんとか撮った写真が思ったよりずっといい出来だったりすることもあるわけで、多分そういう写真は最初から自分の思う通りの画角を選べたとしたら撮れなかったはず。

センスのある人は別として、自分のような凡夫が容易に思い付き結果まで想像し得る写真のその先にいくには、ズームだとか単焦点だとか関係なく試行錯誤と創意工夫を繰り返し続けていく必要があるのだと思う。