Lyrical foto

主に写真のことを徒然と

発表会

息子の通う幼稚園の歌の発表会に行ってきた。

市民会館的な中規模のホールで、以前あった同じようなお遊戯会の際にXF90mmで臨んだところまったくもって長さが足りなかったので今回は望遠で撮るためにカメラとレンズを借りてきた。

カメラはD800、これはいい。問題はSIGMA120-300mmF2.8Sportsとかいうシグマお得意の変態レンズ。重さもハンパじゃないがそちらは我慢するとしても如何せんデカすぎる、白レンズじゃないだけマシとか最早そんなレベルでは済まない。

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レンズだけで3kg超…とてもシグマらしい1本。

客席は子ども達が歌ったり踊ったりする間は暗いし、そもそも私のことなんて誰も見ていないだろうと頭では分かっていても羞恥心と自意識はそう簡単に抑えられるものではない。が、望遠域で撮るのに用意できる機材はこれしかない。背に腹は代えられないのでこの馬鹿でかいレンズを構えて久々の一眼レフで撮りまくってきた。

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幼稚園のイベントへ行くと毎回感じるのだけれど、(スマホを除いて)撮影をしている保護者の多分5~6割程度はビデオカメラで、3割がコンデジで残りが一眼レフ若しくはミラーレスという割合な気がする。今回も周りはビデオカメラやコンデジくらいしか見かけなかった。

ルフレームのセンサーに300mmでしかもF2.8の被写界深度…写真のことだけを考えたら楽しいし気持ちがいい。実際に帰宅後にモニタで確認したら恥を忍んで撮った甲斐があったと思えるほどには撮れ高があった。が、TPOを弁えるのもそれはそれで大事かと思う、平和な幼稚園イベントに変態レンズは異色過ぎる。

Xマウントで比較的コンパクトな望遠ズームをさっさと買ってしまえばいいと思いつつも、年に数えるしか出番がないのであればその数回はこのシグマを借りてきても…いやでも毎回バッグからギャグみたいなこのレンズが出てくるのはちょっと…などと堂々巡りを続けてしまい、望遠レンズに対する答えはまだ出そうにない。