黒川温泉を歩く
熊本に限らず九州には結構な数の温泉郷があるけれど、阿蘇やくじゅうの辺りで温泉に入るとなると私の場合は大抵この黒川温泉を訪れる。細い道を進み、温泉街の奥の奥の方にある旅館の温泉に入るのが特に理由のないマイルールと化している。
ここへは入浴目的で訪れたことは何度もある。しかし温泉街を歩いたことがほとんどなかったので今回初めてカメラを持って歩いてみた。レンズは定番のXF23mmF2の1本のみ。
鯉のぼりのイベントで行った杖立温泉と比べると、こちらの温泉街は規模的には小さいような気がする。が、街並みは綺麗でカフェや雑貨屋などなど、歩いて色々な店を見て回ることができ、温泉だけでなく観光も簡単に楽しめるようになっている。
同じ温泉街でもプロデュースの仕方でこうも雰囲気が変わるのか…と思わずにはいられないほど黒川温泉と杖立温泉は違う。どちらが好きかと問われれば個人的には甲乙つけ難いけれど、一般的にはこちらの黒川温泉を推す人が多いのではないかと思う。
そういった理由からか観光客も多い。特に中韓のツアー客のような団体が街中いたるところを歩いていてかなり賑やかだった。平日であればもう少し静かかもしれない。海外からの観光客に平日や週末という概念が存在するのかは謎だけど。
幸いこの日は時間が中途半端だったこともあってか温泉は私だけの貸切状態だった。
温泉街として人に勧めるならこの黒川温泉かなと思う。ただ写真を撮ると考えると個人的には杖立温泉も捨て難い…。どちらもそれぞれ魅力的なこの2つの温泉街は幸い距離的にはそれほど離れていないので、また機会をみて撮り歩きしてみようと思う。