Lyrical foto

主に写真のことを徒然と

新緑の菊池渓谷

熊本地震によって閉鎖されていた菊池渓谷が約2年ぶりに一般公開されたので行ってきた。その名の通り熊本県菊池市にある菊池渓谷は、美しい景観に加えアクセスも容易であることから特にこれからの季節は人気のスポット。

時間帯は早朝。私の場合ここに限らず混雑しそうな場所では観光客や他の撮影者の少ない時間を選ぶのが鉄則。と言っても到着した時点で日の出の時刻は過ぎていたので十分明るかった。

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FUJIFILM X-Pro2 / FUJINON XF16mmF1.4 R WR

まだ陽の光が射し込む前の渓谷、新緑が美しい。朝の早い時間ということもあってこの時期はまだ涼しいと言うより肌寒い。

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FUJIFILM X-Pro2 / FUJINON XF16mmF1.4 R WR

遊歩道を歩くうちに木々の隙間から陽の光が射し込みはじめた。あまり明暗差がありすぎると撮影しにくいけれど天然のスポットライトだと考えれば撮り方次第ではそれはそれで悪くないと思う。

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FUJIFILM X-Pro2 / FUJINON XF23mmF2 R WR

この渓谷にはいくつかの滝があり大抵の人が足を止める定番の撮影スポットがある。私の場合はすでに何度も訪れ何度も撮った滝なので…今回は敢えてそういった構図は外して撮ってみた。

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FUJIFILM X-Pro2 / FUJINON XF16mmF1.4 R WR

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FUJIFILM X-Pro2 / FUJINON XF23mmF2 R WR

今回は三脚とフィルターは無しの手持ち撮影。自由な構図で水の流れを表現云々…というのは建前で三脚の設置とフィルターの着脱が面倒だったというのが本音。

でも実際のところ三脚無しだと構図の自由度は増すのは確か。滝や渓谷の撮影においてスローシャッター不可というのは人によっては致命的かもしれないけれど、個人的にはそれよりも機動力のあるスタイルの方がテンポよく気持ちよく撮影できて性に合っていると思う。

問題と言えば場合によってはブレでボツ写真を量産しがちなところだろうか。と、それはともかく澄んだ空気と流れる水と鳥の鳴き声がとても気持ちよく、いい渓谷歩きができた。

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FUJIFILM X-Pro2 / FUJINON XF23mmF2 R WR