BESTSHOT 2018
“ベスト”ショットと言うからには最高の1枚を選ぶべきなんでしょうけどね、どれにしようかと今年撮った写真を見返してみるとなかなか決められません。そこでタイトル詐欺な気もしますが自分の気に入っている写真を選んでみました。ベスト風ショット?とでも言うのでしょうか、「自信作!」と胸を張って言えないところが我ながら情けないですが、とにかく私の撮った私の好きな写真達ということで。。。一応カテゴリと言うかテーマごとにそれぞれ選んでみました。
― 人を写す ―
“人のいる風景”みたいな写真が好きで、撮るのも大体そんな写真ばかりです。だから人を写すと言っても所謂ポートレート写真ではありません。街でも自然の中でも、そこにいる人を風景に絡めて写す時の一期一会感と言うか、自分を含め他の誰にも二度とは撮れない写真というのはそれだけで魅力がある気がして風景写真とはまた違った楽しさがあります。今年はそんな写真を撮る機会がこれまで以上に増えた1年でした。
― 日々を写す ―
多分ですけど1年のうち360日くらいはカメラを持ち歩いています。毎日通る道、たまの寄り道、週末出掛けた先などなど、なんとなく撮った写真が意外といい感じだったりします。何も写すことなく1日が終わってしまうことも結構あるのですが、いつどこでどんな景色と出会い、そしてどんな写真が撮れるか分からない。人を写す面白さと似たものがあります。
― 自然を写す ―
日常に近い写真ばかり撮っていたら風景写真を撮りに出掛ける機会がやや減ってしまいました。しかも人気の撮影スポットは避けがちで、仮にそういった場所へ訪れても定番の構図を外していくような撮影をすることが多かったです。センスに欠ける人間が下手に個性を出そうとする……嫌な予感がしなくもないですが、それでも既視感ありありな絶景写真より、地味で平凡でも自分の写真を撮っていく方が私の性に合っているようです。
― 家族を写す ―
このブログに登場することはむしろ少ないくらいですが、私が1年の間で最も多く撮っている被写体は家族だと思います。そして数を打てば当たることもあり中にはとても良く撮れている写真もちらほら。「ぉぉお、これ…めっちゃいいじゃん…」なんて、一人で呟きニヤけながら密かに自画自賛したりしています。
思わず息を呑むような美しい景色は多くの人がこぞって撮ろうとしますが私の家族を撮るのは世界で私しかいません。家族、友達、大切な人達とその思い出を写真に残していくことはずっと続けていきたいです。
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以上、大体こんな感じでした。
当然ながら撮った本人である私はどの写真を見てもそれぞれいつどこでどう撮ったかを全て思い出せます。人は忘れる生き物で私も例に漏れることなく日々色々なことをどんどん忘れていきまますが、写真を見ることで蘇る記憶がたくさんあります。そういう意味ではベストショットか否かに関わらず自分で撮った全ての写真が貴重で、そんな写真を今年もたくさん撮れたことを幸せに感じます。
とは言えやはり撮影をするからにはこれ以上はないと思えるような写真を目指すわけで、にもかかわらずそう簡単にはベストショットなんてものは撮れないわけですが、来年の今頃にもまた1年を通して撮れた写真の中から今度はできれば「これがベストショットだ!!」と自信をもって紹介できるように2019年も撮って撮って撮り続けていきたいと思います。